本記事では、Pythonのライブラリを使用してYouTube動画から音声ファイル(mp3)のみをダウンロードする方法を紹介します。今回使用するPythonライブラリは、yt-dlpです。
目次
背景
筆者はスマホ依存からの脱却を目指し、音楽を聴く際にはmp3プレイヤーを利用しています。新しい曲をmp3プレイヤーに追加する際には、パソコンからmp3ファイルを転送する必要があります。
Pythonライブラリを使うメリット
YouTubeの音声ファイルをダウンロードできるウェブサイトは存在しますが、広告が表示されたり、不正なページに誘導されてマルウェアに感染するリスクがあります。yt-dlpを利用すれば、そのソースコードがGitHubで公開されており、安全性が確保されています。また、多くの開発者が関わっており、信頼性が高いです。
本記事の想定読者
・Windowsを使用していること
・Pythonの環境がすでに構築されていること
手順
ライブラリーをインストール
まず、yt-dlpというライブラリをインストールします。
pip install yt-dlp
コマンドラインで実行
「YouTubeのURL」にダウンロードしたい動画のURLを入力し、以下のコマンドを実行します。コマンド実行後、mp3ファイルが保存されます。
yt-dlp -x --audio-format mp3 YouTubeのURL
ダウンロードした際、エラーが出た場合
yt-dlpで動画をダウンロードした際、以下のエラーが出た場合、ffmpegとffprobeを追加でダウンロードする必要があります。
ERROR: Postprocessing: ffprobe and ffmpeg not found. Please install or provide the path using --ffmpeg-location
Githubからffmpeg-master-latest-win64-gpl.zipをダウンロード解凍します。binフォルダの中にあるffmpeg.exeとffprobe.exeをコピーし、yt-dlp.exeが置かれているフォルダに移動します。
以上で完了です。